顎関節症を知っていますか?☆厚木市のさかえ歯科クリニック
2017年2月19日
厚木市のさかえ歯科クリニックです。
口が開けづらい、口を開いたり閉じたりしたときにポキポキと音が鳴ることはありますか?
小さい頃からこのような症状のある方はこれが普通と思っているかもしれませんが、
顎が鳴ったり、口が大きく開けられないというのは「顎関節症」という病気の一つの症状です。
あまり聞きなれない言葉ですが、最近は、虫歯、歯周病と並んで多くなってきている病気です。
若い世代によくみられますが、歯ぎしりや食いしばりを無意識にやっている方は、壮年期に発症することもあります。
原因は、ストレスやかみ合せが悪い場合、筋肉がこわばっている場合、関節自体の変形している場合などがあげられます。
ほおっておくと、口が開かなくなったり、開いたり閉じたりするときに顎の関節が痛くなることもあります。
かみ合わせが悪いと、口をあいたり閉じたりする筋肉に無理がかかり、だんだんとこわばって開かなくなったり痛んだりします。
頭痛や肩こりを併発することもあります。
この場合の治療法は、「スプリント」というスポーツのマウスピースのような装置を口に入れて筋肉をリラックスさせ、かみ合わせを調整していくと徐々に症状が緩和されてきます。
しかし、痛みや、口があかなくなる症状は消えてもポキポキ音は残りことがあります。
ストレスなどでかみ合わせが強く食いしばったりして、筋肉がこわばっている場合は、スプリントと呼ばれるマウスピースで筋肉をリラックスさせ、力を抜く薬を飲んでもらうことがあります。
いずれも症状が進んだ場合は口腔外科にご紹介して専門的な治療をお勧めしています。
顎の関節が変形して、症状が強い場合には、手術を薦めることがあります、
いずれも、長年にかけて症状が進んで病気になったので治療もそれなりに長くかかります。
顎の調子がおかしいと感じましたら、早めにご相談ください。