歯周病について☆厚木市のさかえ歯科クリニック
2017年3月4日
こんにちは。厚木市のさかえ歯科クリニックドクターの小泉です!
もう三月ですがまだまだ寒いですね。みなさん風邪などひいてないでしょうか?
さて、今回は「歯周病」についてお話をさせていただきます。
歯周病と言えば TVや、CMなどでよく取り上げられているので歯周病のこと知っている!という人も多いとは思います。
ですが 実際のところ名前は知っているけどどんなものなのかを知っている人はあまりいないんじゃないかなと思います。
ということですが簡単ですが説明させていただきます。
歯周病は最近の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目に歯垢、歯石が溜まり うまく清掃できないでいくと少しずつ歯を支える骨が溶けていってしまい最終的には歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。
では歯がなくなると何が起こるか?
ただ食べにくくなるだけでしょ!そう思う方もいるかもしれません。
それだけじゃありません!認知症とも大きな関わりがあるのです。
実は私 去年までさかえ歯科で働きながら 休みの日には 藤沢、鎌倉、大和などで訪問診療をしていました。
そのおかげでかなり認知症など知識は得ることができたのですが 実際現場で実感できるほど 歯の有無によって患者さんの元気さや、認知の進行度合いに差がありました。
厚労省の発表でも歯を失うと認知症のリスクは1.9倍に。
歯数が少ないほど、咀嚼能力が低い人ほど、かかりつけ歯科医院がない人ほど認知症の割合が高いそうです。
正直認知症になってから対処しても遅いです。
ではいつ対処するの?
今です。
認知症は歯があるほどなりにくい。
つまり歯周病を予防すれば必然的に認知症も予防できるわけです。
歯周病はある日突然、重度の症状が出るのではなく、徐々に進行する病気です。
重度になってから慌てて対処するのではなく、早い段階から予防することが大切です。
みなさん歯磨きは頑張ってるようですが 患者さんご自身のセルフケアだけでは絶対に歯垢、歯石を除ききることはできません。
歯科衛生士さんによるプロフェッショナルケアも併せて行うことで歯周病の予防になるのです。
是非4か月に一度の歯科検診と口腔内のお掃除を欠かさないようにしましょう!